老後のペットを救うサービス

自分が死んだら愛する犬や猫はどうなるの? 「伴侶動物福祉」に注目が集まっています。

特に都市部では、一人暮らし世帯が多いです。

そういった人たちは、たった1人で過ごす寂しさを紛らわすためにも、ペットを飼う人も多いみたいです。
特に高齢者の一人暮らし世帯でペットを飼っている場合、由々しき問題として迫るのが自分の身に「もしも」のことがあった時に、ペットはどうなるのかということ。

2013年には動物愛護法が改正され「飼い主はペットが死ぬまで飼い続ける責務がある」ことが明記されました。

しかし実際、飼い主の死亡や入院、施設への入所など…飼い主の高齢化を背景に取り残されるペットは後を絶ちません。

孤独死した飼い主の横で餓死しかけているところを発見されたり、飢えのあまりゴミを食べてしまったり…そういう事案は、日常茶飯事になってきています。

そうしたペットたちのほとんどが、保健所で殺処分となっているようです。

一石を投じる施設が話題

神奈川県横須賀市にある、社会福祉法人が運営する特別養護老人ホーム「さくらの里 山科」では、犬か猫ならば一緒に入所することが可能だということで話題となっています。

「特別養護老人ホーム」は、社会福祉法人や地方自治体が運営している高齢者向け施設。要介護1~5の認定を受けた65歳以上の人が入所検討対象となります。

そんな“公的施設”である「さくらの里 山科」では、2012年の開設当初から「伴侶動物福祉」としてペットとの入所を許可しています。

そして、「伴侶動物福祉」制度で入所したペットたちは、もし飼い主が先に他界してしまったとしても最期まで施設で面倒をみてくれるのだそう。

これは全国的にも珍しい取り組み。アニマルセラピーや「看板犬」以外の目的でペットが飼われている例はほとんどありません。

さらにここでは、保護猫や保護犬の受け入れも行っているということで、人気を集めています。

17001_01
一方で、動物が苦手な人への配慮も忘れてはいません。

4階建ての2階部分にある40室ほどがペットフロアとなっていて、一定のスペース以外にはペットたちが出入り出来ないようになっています。

ペットは私たちにとって大切な家族。人生の最後を愛する家族と離ればなれに暮らさなくてはいけないなんて、悲しいですよね。だから、さくらの里山科では、愛犬や愛猫と一緒に入居する方を優先して入居していただいています

セーブペットプロジェクト ーより引用
そう語るのは、山科の施設長・若山三千彦さん。

高齢になっても、自分たちの好きなこと・好きなもののことを諦めないでもらいたいという気持ちで「伴侶動物福祉」を行っているそう。

今後、現状よりももっと高齢化が進めば、飼い主の死後に残されるペットたちの問題は深刻化していく可能性が高くなります。

この取り組みが多くの人に知られるようになって、他の施設にも広がっていってもらいたいものですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。