日本のゆがんだ繁殖の実態

犬や猫にも、遺伝子が原因の病気があるります。

日本は、世界でも目立って遺伝性疾患の犬が多い国なのです。
検査技術の向上で病気の繁殖業者の意識の低さが、望ましくない状況を生みだしているのです。

名古屋で「ペットプラス」を全国展開するペットショップ大手AHBの主催で、遺伝性疾患などに関するシンポジウムが開かれました。
同社診療部の市橋和幸・獣医師がブリーダーらを前に、失明につながる病気「進行性網膜萎縮症(PRA)」を例に取って「発症犬は繁殖に用いるべきではない」と説明。

原因遺伝子が一つに特定された犬の病気は5月現在、193あるとのことだ。

原因遺伝子を持っていても見かけは健康で発症しない「保因犬」同士の繁殖を行うと、4分の1の確率で病気を発症する犬が産まれる一方で、犬の全遺伝子の配列はすでに解読されており、保因犬を見つけるための遺伝子検査も約50の病気で可能になったとのこと。

ブリーダーが注意をすれば原因遺伝子を受け継ぐ犬を減らせる環境は整ったはずだが、AHBの研究所長も務める筒井敏彦・日本獣医生命科学大名誉教授は「大学付属病院で犬の遺伝性疾患を長く見てきた。『日本は世界でも突出して犬の遺伝子疾患が多い』と言われる」と伝えております。

ミニチュアダックスフントのなかでも白い毛が交じった「ダップル」がトレンドになり、高値で取引されていたことがありました。

今本氏は「この毛色になる遺伝子を持つ犬同士の交配では死産や小眼球症、難聴になる個体が確認されている。はやりの毛色ではなく、まず犬の健康を求めてほしい」と話していました。

大和教授によると、日本で注意が必要な主要な犬の遺伝性疾患は表の六つ。たとえばウェルシュ・コーギーでは、10歳前後になると変性性脊髄(せきずい)症(DM)と呼ばれる病気を発症する可能性がある個体が約48%もいるそうです。

AHBは年間約1千人の契約ブリーダーらに遺伝性疾患の情報提供を行っており、ペッツファーストは「販売した子犬が発症した場合、ブリーダーに連絡して繁殖ラインから外させるなどの対応をしています。

大和教授は「犬の遺伝性疾患は状況改善が可能だ。まずブリーダーの意識向上を図る必要がある」と話していました。

とにかく安心できる知識のあるブリーダーが増える事を願います。

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